ブロガーのみなさま、リライト(文章を書きなおすこと)をしていますか?
今日は、自分自身が失敗して泣いた経験のある、「はてなブログでのリライト」についてのお話です。
正直に言って、わたしはこれまでほとんどしていませんでした。
でも最近、「同じ内容の記事はひとつのブログにまとめる」という作業を開始。
このブログもそうです。
それに伴って、昔の記事のリライトを始めました。
・・・と、思った矢先。
- はてなスター消滅
- URL自動書き換え
- Google検索に2重でひっかかる(重複コンテンツ)
と、次から次に問題が発生しました。
これだけの問題勃発、ある意味才能です。
というわけで、久しぶりの【超初心者向けの迷走シリーズ】、本日はリライト編になります。
リライトの目的
失敗談の前に、なぜリライトをしようと思ったのかについてです。
多くの先輩ブロガーさんが、リライトの重要性を語っていらっしゃいます。
- 読みやすくするため
- SEO(検索エンジン最適化=検索した際の順位をあげる)のため
- 情報を最新にたもつため
などなど、なるほど!と思える理由ばかりです。
ブログをはじめて半年目のわたし。
そのため、また情報が古くなりすぎているものはありません。
それでも、昔の記事の文章はやっぱり読みにくいものが多いです。
内部リンク(記事の中に自分の記事のURLをリンクすること)も、なんだか適当です。
そして、カテゴリも増えすぎて気持ち悪い状態。
SEOも気になるところですが、いったらまだ半年のブログの検索順位なんて気にしたって仕方ない。
長い目で見て、もうすこし勉強してから取り組んでも遅くないでしょう。
現に、最初は箸にも棒にも掛からなかったのに、数ヶ月かけてゆっくりと検索され始めたような記事もあります。
そこで、今回のリライトの目的は
- 読みやすい記事にする
- 関連した記事に内部リンクをはる
- カテゴリを整理する
という3つに絞って行うことにしました。
失敗だらけのリライト
そして起きたのが、冒頭で書いた「はてなスター消失」「URLが勝手に書き換わる」という現象。
リライト初心者がいきなりで体験するにしては、痛すぎる失敗です。
以前の記事と変更したかった部分は以下です。
- タイトル
- 内容を追記
- 更新日
実際に変更されたのは、こちら。
- タイトル
- 追記した内容
- 更新日
- URL
- はてなスターの数(ゼロになった)
Google検索をしてみると、よく分かります。
上側がもともとの記事で、URLは「karafuru.site/entry/2019/04/08/~」です。
下側が今回の記事で、URLは「karafuru.site/entry/2019/09/17/~」です。
実際に、上側をクリックしてみると、「Entry is not found」というページが出てきます。
リライトしてこのURLは消滅したのですから、当たり前ですね。
でも、Googleのクロール上では、上の記事と下の記事の内容はほぼ一緒なので、いわゆる重複ページ的に見えていることでしょう。がーん。
数個ついていた、はてなスターもこのタイミングで消えました。
失敗の考察
二度と同じ失敗を繰り返さないため、今回のリライト手順を振り返ります。
【失敗時の手順】
※失敗した手順のため、真似しないでください※
①下書きにもどす
②タイトルを変える
③内容を追記する
④投稿日時を指定する
⑤自動的に投稿される
この手順のどこかのタイミングで重大なミスがあったわけです。
再現実験
今回リライトした記事は、カスタムURL(独自にURLを決めること)にしていませんでした。
記事のURLは、公開する日付と時刻で決まる「標準」モードでした。
・標準
標準のフォーマットです
例: /entry/2011/11/07/161845・タイトル
記事のタイトルがURLになります
例: /entry/2011/11/07/週末は川に行きました・ダイアリー
はてなダイアリー風のフォーマットです
例: /entry/20111107/1320650325
引用:ダッシュボード>設定>詳細設定>記事URL
では、検証に入ります。
①同じ条件で記事を作成
同じように記事を作成します。
この時点でのURLは「~entry/2019/09/19/112736」というものでした。
②はてなスター、ブックマークをつける
また、検証するために「はてなスター」と「ブックマーク」もつけておきます。
数字の反映までタイムラグがあるため、画像上のブックマーク数はゼロですが、ちゃんとブックマークできています。
③下書きにして、再度公開
まずは、下書きに戻し、それからもう一度公開してみました。
④結果
公開された記事を確認します。
URL、はてなスター、ブックマーク、すべて変わっていませんでした。
下書きに戻してから公開する、という行為だけでは、何も変化がないようです。
⑤下書きにして、タイトルを変更後、公開
次に、下書きに戻して、タイトルを変更してから公開します。
⑥ 結果
タイトルを変更しても、URL・はてなスター・ブックマークに変化はありませんでした。
ネット上では、タイトルが変わるとスターが消えるという情報がたくさんあったので、ちょっと意外でした。
もしかしたら、タイミングによっては消えることもあるかもしれませんから、安易に「タイトルを変えても大丈夫だ!」と過信しないでくださいね。
⑦下書きにして、内容を追記後、公開
次に、下書きに戻して、内容を追記してから公開します。
⑧結果
内容を追記して公開しなおしても、URL・はてなスター・ブックマークに変化はありません。
画像上でブックマーク部分が見切れてしまいましたが、しっかりブックマークも残っていました。
⑨下書きにし、投稿日時を指定して公開
次に、下書きに戻して、投稿日時を指定してから自動公開を待ちます。
⑩結果
設定した時間になり、自動公開された画面を見て唖然。
うわ、URLが変わってしまいました!
さらに、はてなスターが消え、ブックマークもない状態です。
ちなみに、ブックマークに関しては、自分のブックマークのページを見ると、さきほどの分が残っていましたが、クリックすると、「Entry is not found」。
ブックマークは、URL自体に紐づいているようなので、新しく取得されたURLのページに対するブックマークは「なし」という意味なのでしょうね。
検証まとめ
今回の検証によって分かったことは、以下です。
- 下書きに戻して公開するだけではURLは変更されない
- 再公開するときに投稿日時を変更すると、その日時にURLが書き換わる
- URL変更と合わせて、はてなスター・ブクマが消滅する
スクリーンショットをとっていて気づいたことがあります。
下書きに戻す前の編集画面上は、カスタムURLにはしっかり日付や時間が入っています。
一方、下書きに戻した後の画面では、カスタムURLは空欄です。
しかし、上側の投稿日時の部分に、最初に公開した日付や時間が入っています。
URL作成が「標準」の場合、投稿日時をもとにURLが作られます。
下書きに戻して公開したり、タイトルや内容追加をして公開しても、投稿日時を触らなければ、最初の日付のままということになり、URLは書き替えられないのでしょう。
逆に、内容をまったくいじらなくても、投稿日時を変更し、カスタムURLを空欄の状態で公開すれば、URLが変更されてしまうことになります。
なんとオソロシイ・・・。
影響なく日時を変更する方法
なんとなく理由が見えてきたところで、もうひとつ実験をしてみました。
まず、カスタムURLを指定して公開。
はてなスターとブックマークを設定。
下書きに戻して、投稿日時を指定して自動公開を待ちました。
指定時間になってから、公開された画面を確認しました。
予想通り、この方法なら投稿日時を指定しても、URLが変更されません。
記事URLを「標準」にしている場合、最初のURLをメモしておき、投稿日時変更前にちゃんとカスタムURLにコピーして入力する必要があるということですね。
標準URLが書き換わる危険について
元の記事のURLが「標準」(/entry/2011/11/07/161845といった表記)だった場合、カスタムURLの欄に一度貼りつけて【下書き保存(もしくは予約保存)】をしても、もう一度編集画面を開くと、カスタムURLが空白になっていることがあるようです!!
現に、わたしも空白になってしまったようで、実際に公開されたとき、公開時の日付になってしまい、スターが消えてしまいました・・・
必ず、もう一度開きなおして、カスタムURLが空白になっていないことを確認したほうがよさそうです。
バグのお知らせなどを見つけられませんでしたが、どうぞお気を付けください。
むすび
リライトを始める前は、「面倒な作業かな?」と思っていました。
でも実際に始めて見ると、書いた当時の状況を思い出したりして、懐かしく楽しく作業することができました。
・・・上記のような失敗がなければ(笑)。
なお、重複してしまったGoogle検索結果については、一応URL削除の依頼をGoogle Search Consoleからかけています。
でもすでに削除されているページの場合、クロールによって古いURLは消えるようなので、そのままでもよかったのかもしれません。
わたしは気持ちが悪いので、早く削除したいですが。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
リライトを始めようと思っている、全国超初心者同盟(勝手につくった)のみなさまが、こんな罠にはまらずに進められるよう祈っています!!
\よろしければこちらもどうぞ/
ブログ運営に関してはWebリーチの記事も参考になりますので
初心者でも分かりやすく、とても勉強になります。