くらし遊ビギナー

暮らしで遊ぶ、アソビギナー

発熱したら受診拒否【PCR検査を受けました】大切な人や生活を守るため、考えておきたいことをまとめました

先日、PCR検査を受けました。

結果は「陰性」。

 

4日ほど発熱と平熱を繰り返し、病院(内科)を受診したのですが、現代において【発熱】や【受診】というのは、すぐに【コロナ】と直結する問題なのだということを身をもって感じました。

 

また、できる限りのことをしてきたつもりでいましたが、実際にはどこか他人事のように捉えていた部分もあったことを、今回改めて思い知りました。

 

まさか、自分が!?

・・・ってフレーズが、本当に100回以上頭の中でグルグルしましたよ。

 

熱も下がり、ほぼ平常運転となってきた今、この貴重な体験を記事に残そうと決めました。

 

自分の身にPCR検査。

それは、いきなりやってきます。

 

この記事のわずかな情報が、そのときの気持ちの余裕に少しでもつながることを祈っています。

f:id:irokara:20201109152732j:plain

病状

 

発熱と、のどの痛みがありました。

 

発熱に関しては、ずっと高熱が出ているわけではなくて、朝38度以上出ていても、日中は36度台まで下がったりと、アップダウンを繰り返していました。

 

発熱した初日は、関節がギシギシと痛みましたが、2日目以降はそれもなく、熱が下がってしまう昼の間は気分も上々。

家事も仕事もこなせそうな勢いでした。

 

病院とコールセンター

 

最初に電話したのは、近所の内科

 

「あ、発熱あるんですね?

 うちはPCR検査できませんので、他の大きな病院をおすすめしているんです」

 

やんわり受診をお断りされました。

それも、2件。

 

わたしは自分で車を運転しません。

そのため、近所ではない病院に行くためにはタクシーを使うことになります。

でも、この状態でタクシーに乗車していいのかな・・・?

そう思うと、タクシーを呼ぶこともできませんでした。

 

次に連絡したのが、市のコロナ対策のサイトに掲載されていた、発熱症状のある者が病院受診を希望する際にかけて欲しいと書かれていた電話番号(横浜市としては、「神奈川県発熱等診療予約センター」というコールセンター)です。

ちなみに、近所の内科にかけたときも、この電話番号を案内されました。

(※実際にかける際は、ご自身がお住まいの市区町村の情報をご確認ください)

 

「ただいま電話が混み合っております。しばらく経ってからおかけ直しください」

 プツ。ツー。

 

え、切れましたけど!?

 

この繰り返しを40分ほど。

結局、この番号をあきらめてほかの番号を探すことにしました。

この日だけだったのかな。

いつもだと、厳しいですね・・・。

 

次にかけたのが、同じく市のサイトにあったコールセンター(横浜市では「感染症帰国者・接触者相談センター」)。

パッと見の名前が、自分とは関係なさそうだったのですが、「感染症が疑われる方」もこちらにかけていいという記載があったので。

(※実際にかける際は、ご自身がお住まいの市区町村の情報をご確認ください)

 

この電話はすぐにつながり、そこで言われたセリフがこちら。

 

「ご近所の病院をご紹介します」

 

・・・それって、またフリダシってことでしょうかね・・・。

 

でも実際にはそうではなくて、「近所の病院のうちでPCR検査もやっていて、発熱している人も受け入れてくれる病院を紹介する」という意味でした。

ほっ。

 

その後、紹介された病院に電話をかけ、同じように症状の説明をして受診の予約を取ることができました。

朝の9時から電話をスタートして、すでに10時半になっていました。

 

f:id:irokara:20201109153124j:plain

 

PCR検査

 

発熱をしているからといって、またコールセンターから紹介があったからといって、必ずしもPCR検査ができるわけではないそうです。

 

あくまでも、医師が診察し、総合判断によってPCR検査が必要と判断された場合のみ実施される検査とのこと。

 

ちょっと気になるから検査したい、というような類のものじゃないんですね。

ちょっと気になるから検査してきた!と言えるものになったら、気持ちは楽ですけどね。

 

わたしの場合は、お医者さんの判断でPCR検査を受けることになりました。

もう、それだけで緊張です。

 

検査というと、インフルエンザのときのように鼻に綿棒みたいなものを入れる感じを想像していたのですが、実際には【唾液採取】でした。

 

検査の30分前までに、飲食がないことを確認されます。

のど飴もNG。

何か食べていると、検査結果に影響してしまうとのことです。

病院に行く前には気を付けてくださいね。

(わたしは飴をなめていて注意されました)

 

試験管のような容器を手渡され、「ここに唾液をためてください」とサラッと言われました。

 

見ると、太さは親指くらい。

2cmくらいはためろ、という指示です。

 

試験管を渡してくれた看護師さんが、じっとこちらの様子を見つめています。

実際には焦る必要もなく、必要量がたまるまで頑張ればよいだけなのですが・・・。

 

いや、そんな出ないし!!

むしろ、じっと見られてて余計に出ないし!!

唾液よりも冷や汗がにじむ、そんな緊張の時間でした。

 

はあ、疲れた。

でも痛みもなく恐怖もなく、検査としてのストレスはさほど大きくなかったです。

 

検査結果が出るまで

 

わたしが検査をしたのは、金曜日。

結果が出たのが日曜の午前中でした。

 

病院や団体によって差があると思いますが、わりとのんびり検査結果が出るんだなという印象です。

 

ただ・・・その間、生活はピリピリでした。

 

こどもはどうする?

日々の生活はどうまわす?

仕事は?

保育園は?

自宅療養を選ぶのかホテルなのか?

 

ちょうど土日だったので、家族はみな家の中で過ごしていましたが、万一陽性だった場合を想定し、限りない問答が夫婦でなされました。

迷惑かけて、ほんとごめんね。

 

それから、関係者への連絡もしかりです。

まだ決定ではないので、大げさにするわけにはいきませんが、先手を打たないとまずいところもあります。

 

まずは保育園。

もし陽性なら、保育園を開園するのか休園するのかの判断が必要でしょう。

保育園が休みになれば、保護者にも影響します。

・・・あああ。

春の在宅保育を経験しているだけに、針のむしろです。

みんなごめん!

 

それから職場。

これも、今後の対策がすぐ練られるはずです。

直近の1週間は、わたしは在宅だったため、接触した社員はいませんが、それでもお休みする数日間の影響を考えると、早めに手を打ちたいところでしょう。

ああ、ほんとごめんなさい!

 

病気になって謝る必要はない、と芸能人などが罹患した際によく言われます。

わたしもそう思います。

でも・・・実際には、謝りたくなるんですね。

ほんとにほんとに、ごめんと謝りたくなるんです。

病気をしたことを謝るというよりも、これから起きるいろいろなことに関して、ごめんとしか言えないんですね。

 

チェックしておくとよいと思ったこと

1.発熱時に診察可能な近所の病院

 

まずは、家族が発熱したときの連絡先です。

市や区のサイトに載ってるから大丈夫、と思うかもしれません。

 

でも、全然大丈夫じゃない。

拒否される、つながらない、何度もかけなおす。

そんな状態です。

わたしの場合、病院の受診予約にたどり着くまでに1時間半かかりました。

 

近所で「発熱時に診察してくれる」病院を、必ず見つけておいてください。

かかりつけのお医者さんがそうあってくれるのが一番だけれど、そうじゃないことも多いはず。

どこが見てくれるんだろう?

一番最初に電話をするのは、どこだろう?

それを必ずチェックしておいてください。

 

2.こどもの生活

 

大人だけの世帯であれば、多少のことは問題ありません。

それぞれが、それぞれの責任を果たせば済むことです。

 

でも小さなこどもはそうはいきません。

もし、家族にこどもがいる場合には、そのこどもの生活をどうしたら守れるかを話し合っておくべきだと思いました。

 

幼稚園・保育園は登園できるのか?

どちらかが仕事を休んで面倒を見られるのか?

隔離ではなく、自宅療養は可能なのか?

 

それぞれの生活圏でも異なるこの問題、絶対に一度は話し合わないと本当に困ったことになります。

 

3.PCR検査の連絡

 

検査を受けた段階で、すぐに連絡すべき場所はどこか。

検査結果が出た段階で、連絡するのはどこか。

 

感染拡大につながるところ、仕事に影響するところ・・・様々な尺度で自分の生活を見つめなおして、連絡経路を作っておかないといけないかもしれません。

 

4.結果が出るまでの巣ごもり準備

 

PCR検査の結果が出るまでの間、自宅で過ごすことになると思います。

その日数分の、食料備蓄はできていますか?

 

咳が多いときに缶パンは食べられませんよ?

辛いレトルトカレーも無理です。

 

巣ごもり期間だけでなく、もし陽性になってしまった場合は、軽症でも【発症から10日間】は外出ができなくなります。

10日間×3食・・・気が遠くなる量ですが、決して他人事ではありません。

だれでも自分の身に、起きる可能性があるんですよね。

 

むすび

 

PCR検査以降は、とにかくいろいろなことを考え、相談し、判断した日々でした。

コロナ禍と呼ばれて久しいですが、こんなにも真剣に、自分の家庭に当てはめて考えたことは正直なかったように思います。

そこも、反省です。

 

まもなく、冬がやってきます。

乾燥した大気は、コロナウィルスを拡散させやすいと聞きます。

 

それに対し「自分になにができるんだろう?」という積極的な視点はとても大切です。

 

でももうひとつ、「もし自分がなったらどうしたらいいんだろう?」という視点も必要なんですよね。

 

もし、自分がなったら・・・なんて、とても消極的に感じるけれど、家族の生活を守るためにはむしろ、その視点でバリバリ積極的に考えて行動したほうがいい気がします。

 

自分がなったら、これ食べる。

自分がなったら、ここに連絡する。

自分がなったら、米はここ、洗剤はここ、保険証はここ。

全部あるから大丈夫、安心してね。

 

大丈夫、安心して。

そう言われるほうも安心だし、言うほうも安心していられます。

たくさん考えて、その結果使わなかったとしたら、一番幸せですよね。

 

ちなみに、この体調不良の間、気持ちを平静に保つためにずっと折り紙ばかり折ってました(笑)。

uchi.asobeginner.com

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、何かのお役に立てば幸いです。

 

\よろしければこちらの記事もどうぞ/ 

kurashi.asobeginner.com

kurashi.asobeginner.com 

kurashi.asobeginner.com

kurashi.asobeginner.com