育休後、職場復帰をするにあたり、まっさきに思ったこと。
そうだ、髪を切ろう!
出産から約1年。
娘とべったりの生活を送っていたわたしは、その間美容院に行くこともなく、髪は伸び放題、痛み放題。
もう仙人か?
といった感じで、髪を切らねば、社会人としてヤバすぎる域に達しておりました。
そんな折、ひょんなことから美容院のカットモデルをさせていただくことになりました。
アラフォー初体験です。
体験してみたら、楽しかった反面、これはちょっと・・・と感じるものもあったりして、よい社会経験になりました。
ちょっとやってみようかな、と思っている方!ぜひ参考にしてみてくださいね。
カットモデルとは
体験したのは、美容学校を卒業して美容院に就職された新人さんのカットモデル。
カットの技術向上のため・・・いわゆる「練習」に近いのかもしれません。
調べてみると、スタイリストさんになるためのステップというものがあるようです。
- シャンプー
- カラー
- パーマ
- カット
この流れに沿って、新人さんは腕を磨き、立派なスタイリストさんになっていきます。
今回は、最終段階にあたるカットのモデル。
新人といってもシャンプーやカラー、パーマについての店内基準はクリアしている方、ということですね。
料金
気になる料金は、無料でした。
相場でもカットモデルの場合の施術は無料のところが多いです。
カラーなどの場合、数千円かかるところがあるようです。
時間
開始時間は、営業時間外の19時半~を指定されました。
私の場合、夫が帰宅してこどもたちを見ていてくれるこの時間だからこそ、カットモデルをすることに決めたので、ありがたい設定でした。
店内に到着すると、まだお客様がいらっしゃったため、しばらく待ち時間が発生しました。
施術にかかった時間は、だいたい1時間半くらい。
カットだけなので、通常時間よりやや長いですよね。
ただ、最初の説明では「2時間くらい」と言われていたので、それよりはかなり短縮されたということになります。
カットモデルのメリット
想像していたより、カットモデルのメリットは多いです。
- 安い(無料)
- 接客が丁寧
- カウンセリングが2倍
- 初体験のワクワクがある
美容院でのたわいないおしゃべり、実はちょっぴり苦手です。
スタイリストさんは、みなさん聞き上手で話題が豊富ですが、その明るく軽めのトーンについていけないこともあります。
その点、カットモデルの施術をしてくれる方(=Aさん)は、おしゃべりを重視していません。
まったく会話がないわけではありませんが、世間話はほんの二、三言。
あとは髪型に関する話題のみでした。
また、わたしの行った美容院ではカットの希望を聞いてくれました。
出産で1年もカットしていないこと。
忙しい日々で、面倒にならない髪型にしてほしいこと。
そんなことを、最初Aさんと話をしてカットの方向性を決めたところで、後ろに控えていた先輩スタイリスト(=Sさん)にバトンタッチ。
さすがベテランと思える、きめ細かいカウンセリングが始まりました。
出産後の抜け毛がひどく、今は新しく生え始めた毛先がぴんぴん跳ねてこまること。
今までの髪型と、この状態で似合う髪型。
そんなことまで、しっかりと聞いてくれました。
先ほどのカットの方向性も、若干修正。
この二重のカウンセリングは、自分では分からなかった髪の問題に気付けたりして、とても勉強になりました。
カットモデルのデメリット
デメリットとしては、「緊張感」です。
新人さんにカットしてもらうことへの緊張ではありません。
Aさんの緊張感がハンパないのです。
そりゃ、生身の人間の髪を切るわけですから緊張しますよね。
さらに先輩がずっと見ているわけですし。
そのピリピリした「緊張感」が、やってもらっているわたしに伝わってくるのです。
もう、感電するほどの緊張です。
終わったあと、少し肩が凝りました・・・。
本来、リラックスした気分で髪を切ってもらうことこそ、美容院に行く最大の楽しみです。
この「リラックス」と真逆の空気・・・。
もし美容院に求めるものが「癒し」である場合、カットモデルはおすすめしません。
仕上がり
申し分のない仕上がりでした。
1年放置していたのに、ちゃんと社会復帰できる髪型になっていました。
ありがとうございます。
ただ、店によってはモデル側の希望が通らないこともあるようですので、注意してください。
わたしの場合は、ちゃんとカウンセリングをしていただき、希望通りのカットを施してもらえました。
これで無料なんて、申し訳ないくらいです。
出来上がりの写真を撮って、終了です。
むすび
体験してみて、わたしとしてはメリットが多いと感じたカットモデルでした。
出産前、わたしは舞台で役者をしていました。
芝居の本番直前のわたしのルーティンは仲間と握手をすること。
仲間と「頑張ろう!」という気分が盛り上がるので。
そのとき新人さんと握手をすると、その手から緊張感が伝染してきます。
「うわっ、わたしまで緊張してきたよー」なんて笑った日々を、ふと思い出した夜でした。
カットモデル、気になる方はぜひチャレンジしてほしいと思う一方で、気を付けていただきたいのが「偽物」です。
繁華街やSNSでカットモデルになってほしい、と声を掛けられて、思わぬ事件に巻き込まれることも多いようです。
信用できるサロンなのか。
本当に相手はスタイリストのたまごなのか。
店名や電話番号を検索したりして、しっかりと見極めた上で承諾してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立つことを祈っています。
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