「家庭菜園」と聞くと、とてもハードルが高そうですよね。
水やりや、定期的なお手入れなど、始める前からちょっと尻込みしてしまいます。
でも「リビングでやる家庭菜園」なら、いい距離感で付き合えます。
ペットボトルの水栽培
今年に入って、娘の保育園が何度も休園となりました。
そのたびに、わたしはテレワークに切り替え、在宅勤務しながら在宅保育する日々。
そんな中、始めたのが「ペットボトルの水栽培」です。
材料
材料は、
- ペットボトル
- スポンジ(やわらかいもの)
- タネ
です。
スポンジの側面に固い部分(磨くのに使うところ)がある場合は、カッターで切り落とせばOK。
ほわほわの、やわらかい部分だけ使います。


タネは、発芽するまで暗いところにおくタイプと、明るいところで発芽を待つタイプがあります。
たとえば、豆苗なら暗いところに置いて発芽を待つタイプ。
水菜なら、明るいところで発芽を見守れるタイプ。
(※豆苗は、スーパーですでに発芽しているものを切ってリボベジする場合は、日当たりのよい場所に置きます。不思議ですね)
どっちのタネでもいいのですが、もしこどもと一緒に発芽を楽しみたいなら、「明るいところで発芽を待つ」タイプを選択するほうがいいと思います。
発芽まで段ボールに隠しておいたら、いつ芽が出るか分かりませんから。
始め方
ペットボトルを適当な部分でカット。
スポンジも、ペットボトルに入る大きさにカットし、カッターで切り込みをいれておきます。


下準備は、これだけ。
ちなみにスポンジは、飲み口側のペットボトルに入れますよ。
あとは、こどもと一緒に種まきです。
芽が出てから、あとで間引けばいいかな・・・?
なんてゆるく思いつつ、スポンジの切れ目に小さなタネを蒔いていきます。


ペットボトルの下側にセットして、水を注いで完成。
スポンジを抜いた状態でセットすると、こんな感じです。
芽が出るまでは、スポンジを常にしっとりさせておくくらいの水量。
発芽して、下から根っこがが見えてきたら、根っこが水につくくらいの量です。
タネにもよりますが、我が家が選んだ「水菜くん」は、1週間くらいでちょこんと発芽しました。
飲み口部分から、小さな根っこも見えます。
かわいい・・・。
1週間、というのが本当にちょうどいい時間でした。
保育園の休園期間、だいたいそのくらいだったので。
外に出られず、毎日おうちで過ごさなければならない自宅待機中。
毎日ちょっぴり水を足し、スポンジを押してタネの状態を確認し、やがて葉っぱと出会う。
それは「時間がちゃんと流れていること」を確認できる、素敵な方法だったと思います。
収穫まではまだまだですが、ゆっくりのんびり、娘と見守りたいと思っています。
ちなみに、以前同じペットボトルの水栽培で育てたのは、オシロイバナのタネ。
季節になると、こどもが毎日毎日、両手いっぱいに持って帰ります。
(最初、ダンゴムシかと思って焦りました・・・)
こどもが持ち帰ったタネが芽吹くと、文字通り小躍りして大喜びしてくれます。
オシロイバナは、すぐに発芽した印象なので、試してみてくださいね。
簡単リボベジ(再生野菜)で癒し効果
野菜のヘタ付近や、根っこの部分などを水につけて、再生させて楽しむリボベジ。
あまりにも簡単に「菜園」を楽しめるので、以前記事にしました。
キッチンのかたすみで、日々緑色にすくすく育っていく野菜。
いつも見えるところだから、愛着もわくし、こどもたちも興味津々で見守ってくれます。
もともと捨ててしまうところだから、失敗もこわくない。
数週間しか楽しめない分、気持ちも楽。
そして、緑があることで優しい気持ちになれます。
プチトマトの「折れた枝」
息子がトマト好きになったきっかけ。
それは、実家からもらったプチトマトの苗が、ある日ポキッと折れてしまったこと。
折れてしまった枝を、部屋の中に持ち込みコップにさして飾っていました。
すると、あっという間に白い根っこがニョキニョキ伸び始め、いつしか立派な苗になって実をつけました。
その一部始終を見守った息子。
当時、保育園児だった息子は、現在小学生ですが、今でもトマトが大好きです。
3歳の娘は、ちょっとトマトが苦手なので、今度一緒に娘ともトマトを育てたいと考えています。
むすび
植物の生きる力。
水の生かす力。
どちらのエネルギーにも本当に驚かされます。
スーパーで買って食べるだけでは知ることのできない、奇跡のようなパワーです。
手軽に無理なく、そんな力強い命を知ることのできる「リビング菜園」。
今日使う予定のニンジンも、しっかり再生させようと思っています。
\ギフトに、かわいい水栽培/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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