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ママの価値って?10代ママでもアラフォーママでも変わらない、たったひとつのこと

40歳の誕生日の1週間前に初めてのこどもを産み、43歳で第2子を授かり、現在は夫と息子、娘、わたしの4人で暮らしています。

 

高齢で出産するメリットは、比較的穏やかに暮らせること。

なんせ、体力がありませんから(笑)

動きも緩慢、怒るのも億劫なのです。

 

一方、デメリットは上で書いた体力がないというのが一番なのですが、それともうひとつ、自分自身の「歳」に対する引け目です。

まわりのママさんたちと自分を比べてしまったり、こどもがハタチになったときの自分の年齢を考えてしまったり・・・。

 

今日は、そんなわたしに息子が教えてくれた「ママの価値」についてのお話です。

息子が言ってくれること

 

40代のわたしにとって、息子の通う保育園のママたちは、みんな若くて美人でオシャレに見えてしまいます。

彼女たちのお肌はつるっつるだし、髪型や服装も雑誌でみるような感じ。

 

あるとき、何気なく息子に

「〇〇ちゃんのママ、かわいいねえ」

と言うと

息子は手をつないでいたわたしを見上げてすぐに

「〇〇ちゃんのママより、おかあ(←息子がこう呼ぶ)がいい」

と言いました。

 

ああ、いやそういうことじゃなくって。

 

「〇〇くんのママも元気でいいよねえ」

と重ねて何人かのお友達の名前を挙げると

息子はもう一度わたしを見上げて、きっぱりと言いました。

 

〇〇くんのママより、〇〇ちゃんのママより、おかあがかわいい。おかあがいい

 

流行りの「忖度」とか、そういうものが一切まじっていない、まっすぐな目でした。

 

そんなの当たり前じゃん、なんでそんな分かり切ったこと言わせるの?

そう言いたげな、強い目でした。

 

下の子の臨月から半年以上も美容院に行ってない時期の出来事です。

 

ご飯はチンしてできるものばかりが並ぶ。

足腰がヤバくてかけっこの相手もしてやれない。

 

決していいママなんかじゃないのに、息子にとってわたしは誰よりも誰よりも大事なママなんだと思うと、なんだかじーんとしてしまいました。

 

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 懐かしい・・・息子が1歳のころの手の写真です。

 

生まれる前のお話

 

息子が3歳になった頃、聞いたことがあります。

 

お腹の中にいたころのこと、覚えてる?」

 

息子はきょとんとして、覚えていないと言いました。

ちょっと残念に思っていると、続けて息子が片手で空を指しました。
「ここ(上)にいた」

 

・・・え!?

いくつか聞き返してみて、息子が始めたのはわたしのお腹に入る前の話のようだということがわかりました。
つまり、妊娠以前の話です。

 

「お空から、どうやってママのお腹に来たの?」
「あのねえ、あのねえ・・・ここから、ヒョイッてきたの」

どうやら、息子は妊娠前にすぐそばのお空にいて、 ママのお腹にヒョイッと入って来たようです。

どこかで読んだ本によると、小さな子はしっかりとお腹の中にいたときの記憶を刻んでいるといいます。

でもその記憶は、大人になると消えてしまうとか・・・。


だから息子が3歳になったら、絶対に「お腹にいたときのこと」を聞こうと思っていました。

それがまさか、それよりも前の話が聞けるなんて!

(お腹の中の話は聞けませんでしたが・・・笑)

そしてなにより、生まれる前から息子(の魂?)がずっとパパやママの近くにいて見ていてくれたんだということ、自分からヒョイッと来てくれたんだということが衝撃的で、そして嬉しくてたまりませんでした。

命って、すごい。
どうなっているんでしょうね、命って。

わたしは出産後、息子や娘が生まれてきてくれたことに感謝していたけれど、もしかしたらそれよりもずっと前、ヒョイッとわたしたちを選んでくれたところから感謝しなければいけないのかもしれません。

 

 

ママの価値

 

人はいつも、どこかで何かと比べて生きています。

それが無意識であれなんであれ。

 

高齢出産はわたしにとって誇りであると同時に、背負った大きな十字架でした。

 

だって、こどもが成人する頃には還暦ですし、夫は定年を迎えてしまうし、そもそも成人式を見届けるのだって、健康管理をがんばらなければならないお年頃ですから(笑)

 

けれど息子も娘も、このわたしたちを選んで生まれてきてくれている

どんな素敵なママたちよりも、わたしをちゃんと好きだと言ってくれる

 

そう。

年齢や体力で「ママの価値」は決まらない

10代ママでも、アラフォーママでも、ママの価値はたったひとつ。

それは、こどもの視線の中にあるということ。

 

まわりのママたちの姿と自分を比べて自信喪失するよりも、今の息子の目に映る自分に自信を持つことのほうが大事ですね。

 

むすび

 

こどもにかかる時間は膨大で、それこそわたしの24時間の大半がこどものために費やされる時間になっています。

でも、こどもがわたしにくれるものは、無限大。

 

日々クタクタでヘロヘロな姿を見せても、そんなわたしに大好きと言ってくれる。

かわいいと言ってくれる。

息子の目にかかった魔法のフィルターが、この先もずっと外れないことを祈りたいくらいです(笑)

 

年齢の引け目は、高齢ママだけでなく、逆に若いママも持っているものなのかもしれません。

でも、こどもにとっては、年齢ではなく、ありのままのママが一番なんですよね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、何かのお役に立てば幸いです。

 

更新記録

2019年4月11日

この記事を最初に公開しました。

2019年10月11日

記事をリライトしました。

4歳になった息子は、いまだに毎日「ママだいすき!」と言ってくれます。

あしたも一日、君のためにがんばろう。

 

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