そろそろクリスマスがやってきます。
小さなお子様をお持ちのみなさま、プレゼントってどうやって決めていますか?
理想は、こどもの好きなものを(サンタさんから)プレゼントしてあげたい。
でも、正直な親ごころとしては「キャラクター物」を選んで欲しくない気持ちもあります。
そんなわたしが、クリスマス2ヶ月前からジワジワと試している解決法を記事にしたいと思います。
同じ気持ちでモヤモヤしている方の参考になれば、幸いです。
キャラクター物を敬遠するわけ
キャラクター、嫌いではありません。
むしろ、好きな方。
初めて持った携帯はキティ仕様でしたし、浦安の某テーマパークでキャストもしていました。
今でもどうぶつの森セットが届くのを心待ちにしています。
でも、クリスマスプレゼントには、こどもにキャラクター物を選んで欲しくないのです。
なぜなら、【キャラクター物が欲しい=熱に浮かされた発言】であることが多いから。
前回のクリスマスから1年間、ずっとこどもを見てきています。
その間、「これほしいな」とか「いいなあ」とかいう声をたくさん聴いて過ごしてきました。
我が子はまだ5歳なので、興味のあるもの、ずっと欲しいと思っているものを、親のわたしたちは割と把握しているのです。
今年の彼のブームは、恐竜。
だから、ちょっと立派なジオラマやリアルな恐竜のフィギュア、そういったものを手にしたくて図鑑を眺めていた姿をずっと見てきました。
やっと、サンタさんにお願いできるね。
大好きなものが手に入るね。
そう思っていた矢先に、いきなり何かのキャラクターがブームになる。
この時期、テレビで連日流れる関連おもちゃのCM。
保育園のみんなが「ほしい」といえば、当然息子も熱に浮かされたように「これだな!」なんて言い始めてしまいます。
それがすごく好きなら、構わない。
憧れて、大好きで、自分もそうなりたくて欲しいなら、サンタさんにお願いしたらいい。
でも、この時期の世間のあおりは、こどものそういった夢をかきたてることが目的ではなく、クリスマス商戦にむけた顧客の争奪戦の色が強いですよね。
純粋なこどもの心は、むしろあおられ過ぎて、熱病にでも侵された感じになっています。
そんなキャラクターものは、お正月を過ぎて冬が終わるころには、テレビでも騒がれなくなります。
そうすると、息子の熱も次第に冷めて、サンタさんからのプレゼントはやがておもちゃ箱の底にひっそりと沈むだけです。
本当に欲しかったものを思い出すのは、その頃です。
クリスマスは、パパやママからのプレゼントじゃない。
サンタさんからのプレゼントは、こどもの特権。
そんな風に消費して欲しくないな、と思っています。
「冷静に」は無理なので
だからといって、幼児に「冷静になって!」なんて言ったところで、効き目はありません。
むしろ、「ぼくがサンタさんにたのむのに、なんでママがごちゃごちゃいうの!?」ということになります。
そりゃそうだ。
そこで、わたしが考えた作戦は「一度手に入れてみる」という作戦。
一度手に入れて、使ってみる。
その時の気持ちも大事です。
しかし今回、重要なのは次の段階。
その後、しばらくしたらどうなる・・・?
ここをシミュレーションするために、2ヶ月前から動き出しました。
空前の「鬼滅の刃」ブームに立ち向かう
さて、今期のキャラクターといえば「鬼滅の刃」ですね。
保育園の中でも、大人気。
上の兄弟がいるこどもたちは、アニメだけでなくコミックも読んでいるようです。
わたしも好き。
好きなので、家族で見られたらいいなとも思いますが、息子は「こわいからみない」ときっぱり。
無理強いは、もちろんしません。
よって、彼は実際のアニメを見たことはないのですが、それでも友だちから得る鬼滅情報がすさまじく、わたしの知識を超えています。
ニュースで「鬼滅の刃」関連が流れると、食い入るように見るほどです。
当然、サンタさんへのお願い候補にも鬼滅のおもちゃがあがってきました。
わたし世代としては懐かしいたまごっちやら。
いわば、本命。
日輪刀も、登場しました。
正直、本当に本当に「鬼滅の刃」が好きでたまらないのなら、サンタさんからもらってもいいんじゃない?と思えるラインナップです。
たまごっちとか、かわいいですしね。
でも、息子を見ている限りでは疑わしい・・・。
と、母の第六感がビリビリするのです。
手に取って遊べるキャラクター
たまごっちが欲しい心理としては、「育てる」ということよりも、炭治郎の市松模様を眺めたり、いつも手に取って遊べるという意味合いが強いように感じました。
いわゆるフィギュアと同じ扱いのようです。
そこで、すぐにそのキャラクターだと分かり、飾ることもでき、かつ手に取って遊べるものを探しました。
もちろん、お金はかけません。
使ったのは、折り紙だけ。
こんな感じで、羽織や伊之助のいのしし、錆兎たちの狐面を折り紙で折りました。
\折り方はこちらの記事/
折ったら、今度はキッチンで時々しか使わない、寿司巻を探し出しました。
それに並べてセロハンテープで留めればタペストリーの完成。
これを、リビングの壁にかけて飾っておきました。
息子がすぐに気付いて、「これなに!?」と興味を示したため、壁から外して手渡します。
「テープで貼ってあるだけだから、はがして遊んでいいよ」
2歳の娘と一緒にぺりぺりと剥がし、それぞれのキャラクターとして動かしたり、「きめつやさん」というお店を作ってみたり、それはそれは楽しく遊んでいました。
1日目は。
2日目は、なんとなくそのあたりに置いて眺めてみたり、ちょっと手に取ったり。
その後は、もうおもちゃのかごの中に入れられたままです。
そっと寿司巻に戻してテープで貼り、壁に飾ってみたところ、再び剥がして遊び始めましたが、初日のような興奮はありませんでした。
たぶん、たまごっちやフィギュアの運命も、こんな感じなのでしょう・・・。
似たおもちゃを作ってみる
次は、日輪刀です。
主人公たちが持つ、鬼を仕留めるための刀。
主人公・炭治郎の日輪刀は、刀身が黒。
水の呼吸で荒々しい波が、ヒノカミ神楽で炎が燃え盛ります。
・・・そんなもん作れるか。
家が壊れるわ。
でも、がんばってみました。
5歳児が家の中で振り回す分には、新聞紙なので危なくもないし、イイ線いったと思います。
\作り方の記事はこちら/
手渡してみると、やっぱり刀や剣は本能が騒ぐのでしょう。
「うわー!」と瞳を輝かせて、「いちのかたー!」なんて叫びながら見えない敵と戦い始めました。
刀に関しては、渡してからずっと遊んでいます。
鬼滅ごっこだけでなく、キラメイジャーになったり、トランスフォーマーになったり・・・本当に楽しんでいるようです。
これならば、刀を欲しがったら買ってあげてもいいな、なんて思っていたら。
欲しがらなくなりました(笑)。
つまり息子は、「日輪刀」が欲しかったのです。
それが、大手メーカーが作った丈夫でカッコイイものか、ママの手作りのものか、そんなことはどうでもよくて、ただ炭治郎の持つ刀が欲しかったのです。
もう少ししたら、友だちとおそろいの、カッコイイ音が出るおもちゃを欲しがるようになるのかもしれません。
でも、5歳の彼にとって、そんな部分はどうでもよいものだったのだと、はっきり知ることができました。
高いもの=いいもの。
そんなこだわりがある大人の目からしたら、息子のこの変化は、とても新鮮でとても感動するものでした。
こどもは、やっぱりすごいです。
むすび
今年のクリスマスプレゼント、何をお願いするの?
もう少ししたら、こっそりまた息子に聞いてみようと思います。
テレビで鬼滅グッズのCMが流れても、以前のようには食いつかなくなった息子。
「こんなの飽きちゃうよ?」なんて言葉を発するより、自分で自分の気持ちに気づくことが一番なのかもしれません。
納得、ってそういうものですもんね。
説得したら、クリスマスがつまらなくなりそう。
今、本当に自分が欲しいものをクリスマスまでには思い出してくれそうな、そんな予感がします。
サンタさんが、今年もきみに幸せを届けてくれるといいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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