ブログを書かない日々が続くことがあります。
家庭の事情だったり。
自分自身の変化だったり。
仕事が忙しくなったり。
そんなとき、みなさんはどうしていますか?
スローペースを続けると
コンスタントに週3回くらいは更新していたブログ。
それが、去年の中ごろから更新頻度が下がり、やがて月1回ペースになっていました。
はじめは、書きたかった
その頃は、ちょうど息子(小1)の夏休み。
小学校にあがって初めての長期休みということもあり、息子もわたしも1日のペース配分がうまくいかず、バタバタと1日が終わってしまう日々でした。
わたしは在宅で仕事をしているので、その合間に宿題をみたり、昼食を作ったり・・・
とにかく、めまぐるしく、騒がしく、夏を過ごしていた記憶があります。
パソコンを開いて、ブログを書く時間がとれない。
あれも書きたい。
これも書きたいのに・・・書く時間がない!
始めのころは、それがとてもストレスでした。
やがて、「書かない」が当たり前に
そんなモヤモヤした感覚も、時間がたつと凪が訪れます。
日々の中で、書かない自分が当たり前になるからです。
別にブログを書かなくたって、毎日は平穏に流れます。
書かないことを責める人は誰もおらず、書くことを推奨する人も誰もいない。
「あ、今日もブログ書いてないな」
と心のどこかで、まだ思ったりもしますが、「別にいっか」と布団に入って眠れる精神状態です。
「書けない」ことに気づく
でも、ブログを書くことは好きです。
だから、月に1回くらいは「さて、書くか!」とキーボードに向かいます。
ところが、ポツポツとキーを叩きながら、そこでふと気づくのです。
「あれ・・・なんか、のらないな・・・」って。
しょっちゅう書いていたころには、サクサク出てきた単語や言い回し。
それらが、うまく浮かんでこなくて、文章のリズムが作れません。
リズムがないから、指がとまったり、deleteばかり連打したり・・・ちっとも気持ちよく進まない。
わたし、ブログの記事、書けなくなっちゃった!?
そんなことを思いながら、行ったり来たりしていると、あっという間に2時間くらい過ぎてしまいます。
「もう今日は書くのやめた」となるわけです。
「書く」意識に戻すために
はじめは、書きたくても「時間がなくて書けない」自分。
それが、書こうとしても「文体を忘れて書けない」自分になってしまいました。
こりゃ、いかん。
だってここは、わたしの大切な居場所。
ちゃんと書かなくちゃ!
そう思って、新年からいろいろと手を動かし始めました。
過去記事を読み返す
まず、始めにやったこと。
それはじっくり、過去の記事を読み返すことです。
どんなことを書いていたのかな。
どんなことを思っていたのかな。
乳児期はこんな悩みあったなあ、とか、ぎっくり腰大変だったなあとか・・・
たった数年前の出来事でも、すっかり忘れていることがあります。
そして、なんだか胸がじんわりします。
あの頃、忙しくても寝不足でも、どうしても書きたかった思いが記事という形に残っているからです。
同時に、自分の文体が、なんとなく身体によみがえります。
だって自分でカタカタ打った文字のリズムですもんね。
読んでいる自分が一番、しっくりくるに決まっています。
下書きにある記事に光を当てる
そして、下書きに放置してある記事を、もう一度読み返しました。
はてなブログには「下書き」という機能があります。
そこには、まだ書き途中の記事を公開せずにストックしておけて便利です。
便利ですが・・・正直、一度「下書き」に入れてしまうと、日の目を見ない記事って多いですよね?
なんか、こう、書きたい気持ちの鮮度が落ちてしまうというか。
今回、大量にストックされている下書きの記事を、ゆっくり読み返しました。
時間がたっている分、自分の感じていたことを第三者の目で見ることができる気がして面白く感じました。
それに、ゼロスタートよりは書きやすい。
ほどよくリハビリにもなります。
書き途中の題材がある場合、それを使ってみるのも効果的だと思います。
スローな自分を責めない
ブログを書かなかった自分を、どうしても責めてしまう自分がいます。
書かなかったのは、ようは「言い訳」だよね?って思う自分がいます。
でも、書かない日々だからって、ダラダラ・ウダウダ食っちゃ寝の生活をしていたわけじゃありません。
毎日、起きてご飯作って、こどもたちと遊んだり、勉強したり、本読んだり、家事したり、仕事したり、ウイルス対策したり、PTAしたり、子供会したり、寝かしつけたり、トイレトレーニングしたり、ドラマ見たり、実家行ったり、義実家行ったり、怒ったり、泣いたり、笑ったり・・・
本当にめまぐるしく、毎日「日常」を生きていました。
書く時間がなかったときも、書かないことが当たり前のときも、そして今も。
自分の在り方を、責める必要なんてないのだと思います。
だって、書く時間がとれないほど、愛おしい時間を過ごしてきたんだもの。
その愛おしい時間を作ることができたのは、わたしがブログを書かずに、そこにいたからだもの。
むしろ、書かない時間が、わたしのそのころのブログ記事だ、とさえ思います。
それでも、書く
とにかく手を動かそう、と思ってジタバタしていたときに、目にした記事です。
同じようなタイミングで、同じように悩んでいる方がいるんだ・・・と共感しました。
もともと、ブログなんか書かなければ、沸いてもこないこんな悩み。
だからこそ、同じことを思ってしまう仲間がいる、この場所はやっぱり「居場所」なんだなと感じます。
この記事も残ります。
スローだって何だって、「今感じる思い」がここに残るんだから、それでよしなんですよね。
3年後に読んだ誰かにとって、「ああ仲間がいる!」って思えてもらえたら、そんな素敵な居場所はありません。
もちろん、3年後に読んだ自分が、「こんなこと、あったあった」と苦笑いできる場所であることも貴重です。
むすび
なんとなく心に思っていることを、文章にして公開する。
公開範囲は、全世界。
そんな、どでかいスケールの、ちっちゃな窓が「ブログ」なのだと思っています。
ブログの窓は小さくて、どこにあるのかも分からない片隅で、だけど、いつも開いている。
開いている窓から、ちょっぴり漏れてくる光があって
開いている窓を、ちょっぴり覗いてみる人がいて。
そんなふうにつながっている世界が、わたしは好きです。
これからも、ここでのほほんと文字を追いかけていけたらいいなあと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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