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【頑張らない寝かしつけ】寝ろ寝ろ星人は諦めた!こどもの旅に付き合ったら、空へ海への大冒険!?

小さなこどもとの生活の中で、手こずることはいろいろあるけれど。

我が家では「こどもの寝かしつけ」が一番、苦痛でした。

 

特に初めてのこどもだった息子は、新生児のころから寝ない、寝ない、寝ない・・・。

 

絵本を読んだり、トントンしたり。

抱っこしたりスクワットしたり、謎の自作子守歌を歌ったり(笑)

 

いわゆる「入眠の儀式」は、いろいろありますよね。

あるいは、「おやすみ」だけでスヤスヤ夢の中に入る、そんな天使ちゃんもいるかもしれません。

 

苦痛の数年を乗り越え、現在我が家の「寝かしつけタイム」は、わりと平和です。

分岐点は、3歳になったころでしょうか。

 

今日の記事は、その頃を思い出して書いていこうと思います。

 

寝付かせに苦労している方にとっては、どんな小さな情報も欲しいもの。

わたしもそうだったから。

 

この記事がちょっとしたヒントになりますように。

寝ない時間=イライラする時間

 

新生児のころは、抱っこして眠ったら布団におろしていました。

抱っこしても寝ないこともしばしばで、授乳後にずっと抱っこで徘徊、いつの間にか次の授乳時間が来ている、といった状態も多かったです。

 

そんな辛い夜を今過ごしている方もいらっしゃるでしょう。

ほんと、保護者って尊い・・・。

 

過ぎてしまえば、それもまた笑い話とよく言われますが、渦中にある人間にとっては全然笑えないですよね、フラフラですよね。

ほんと、保護者って尊い・・・(2度目)。

 

なんとかかんとか、そんな赤ちゃん時代を終え、抱っこではなく一緒に横になり、眠りに落ちるのを待つようになったのが1歳半を過ぎたころです。

 

抱っこからの解放!

肩こりと腰痛からの解放!

 

でも、寝付かせの時間は1時間くらいかかるようになりました。

 

優しく「寝ようよ」と言っても、ワーキャー。

ちょっと強く「寝なさい」と言っても、ゲラゲラ。

かなり激しく「寝ろ」と言っても、テケテケテケ~(歩き回る)。

 

21時に部屋を暗くしてから、なんと23時まで寝ないなんてことも。

 

こどもが寝たあとにやるべきことはいっぱい。

本当にもう、イライラMAX、つむじから湯気が出そうです。

 

親がイライラするほど、こどもはさらに寝なくなってしまうよ、と育児書には書いてあるけれど、無理。

怒鳴らないまでも、イラッとしたため息はダダ漏れです。

 

とりあえず、一度諦める

 

ふと、考えました。

なんでイライラするんだろう?

 

昼間、こんなに楽しそうにこどもが笑っていたら、わりと幸せな気分になるんじゃないだろうか?

夜だと、どうしてこんなにイライラするの?

 

考えているち、「寝てほしい」と思うからイライラするんだと思い当たりました。

 

そっか。

寝てほしいけど、寝ないという幾度とない挫折感が、わたしをイライラさせるんだ。

 

そう気づいたわたしは、ある日「寝てほしい」と思うこと自体をやめてみようと思いました。

 

だって、どうせ「寝てほしい」と思っても寝ないんです。

だったら、初めから「寝なくていい」と思っていたほうが楽ですよね。

 

もう、やーめた。

寝ろ寝ろ星人、やーめた!

 

寝ないで、話でもしよう。

それで興奮しちゃう?

いやいや、どうせ静かにしてたって興奮してるし。

 

文章に書くと、やけくそみたいですね。

・・・今思うと、やけくそだったかもしれませんね、確かに(笑)

 

その日から、電気を消した部屋の中、息子とのおしゃべりが始まりました。

 

たしか高校の理科の先生が、暗い所で目をつむるだけで目は休まるって言ってたので、体に悪いことだけじゃない。

なんて、まじめに考えていた気がします。

 

もちろんそれまでも、食事中や保育園の行き帰りなどに、息子とおしゃべりをしていました。

でも、一日の終わりに話をする時間は、どんなおしゃべりよりも心地よく、ゆったりとした時間に変わっていきました。

 

息子がその日一番楽しかったこと。

わたしがその日一番笑ったこと。

ひとしきり話をしたあと、

「はー、楽しかった!じゃあそろそろ寝ようか」と声をかけます。

すると、不思議と息子は「うん」とうなずいて、ぐずることなく静かになり、気づくと眠りに落ちていきました。

 

おしゃべり時間は、だいたい30分~1時間。

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ん?

寝ろ寝ろ星人だったころより、息子が寝るまでの時間が短くなっている

 

ポイントは「もう寝ようか」ではなく、「はー、楽しかった!」の部分。

 

それまでの嫌そうな表情ではなく、息子が楽しい気持ちで満たされたまま眠るのが分かりました。

わたし自身リラックスしていたことも、よい影響を与えているのだと思います。

その後、いつの間にか息子の寝かしつけに、まったく苦労しなくなっていました。

(現在は1歳の娘の寝かしつけに手を焼いていますが・・・笑)

 

空を飛ぼう

 

息子が3歳になったころ、暗い部屋でなんとなく「今日は空を飛ぼう!」と言ってみました。

 

「ほら、お家ごと、空を飛ぶよ!

 さん、にい、いち、ごごごごご~」

 

意味が分からずにきょとんとしている息子を抱きしめたまま、ゴロンと布団の上で回転します。

どーん、だの、ガガガッだのという擬音たっぷりに、身体を揺らしてあげると、息子が楽しそうに笑いました。

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「月にとうちゃくーー!

 うさぎさん発見しました!」

 

勝手にママが言っていると、だんだん息子もついてきます。

 

「あっ、みてー。うさぎさんがメロンパンやいてる」

 

え?

メロンパン?

 

思っても口には出さずにいるわたし、えらい。

 

「ほんとだ、2つ下さい~」

「2つじゃないよ、パパのぶんも3つだよ」

「あそっか、じゃあメロンパン3つ下さいな~」

 

その後、半年以上の長い間、ちょっとずつディテールを変えて【お家ごと空を飛ぶシリーズ】は続きました。

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最初こそわたしが「月」と決めましたが、行く場所は、息子が決めます。

 

とにかくあらゆる場所が出てきます。

月や星、消防署、トミカ博)、カブトムシのすむ森、アメリカ(DA PUMPの歌の影響)、出初式などなど。

 

こんなに行ってたら、朝になってしまう。

その日に行ける場所は3ヶ所というルールを作りました。

 

息子は本気で悩んで、毎晩楽しそうに3ヶ所決定。

この悩み時間中に眠ってしまうことも、実はありました。

そのくらい、集中しているんでしょうね。

 

最後の場所で遊んだら、あの「魔法の言葉」です。

 

「今日もすごく楽しかったね!

 おうちの場所に帰って、そろそろ寝よう」

 

ゴゴゴゴゴ、とおうちが地面に到着すると、息子は満足そうに目を閉じて、やがて静かに寝息をたてます。

なんと、寝付かせ時間は1時間以内になりました。

 

海にもぐろう

 

このフレーズに移行するのも、自然でした。

 

「さあ、今夜は深海にいこうか」

 

空を飛ぶのと同じく、お家ごと。

息子を抱きかかえてブクブクブクッと海の中へ。

 

設定変更もなんのその。

こどもは柔軟です。

 

「くらーい、しんかいとうちゃくー。

 みてみて、ホオジロサメさん。きけんー!!」

 

なかなかストーリーテラーじゃないですか?

将来が楽しみだ!(親ばか)

 

うみがめ、いわし、マダコ、ちょうちんあんこう、ダイオウイカ、ダイオウグソクムシ、まぐろ・・・次々と見つけては、わたしに教えてくれます。

 

「みてみて、カクレクマノミノミかくれてるー」

 

たくさん、海の生き物を覚えたんだね。

ダイオウグソクムシなんて、どこで知ったんだろう?

カクレクマノミは、ノミが一つ多いけどね。

 

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なりきりヒトデさん

 

そんなわたしたちの最近のフレーズは「ヒトデさんになって」

 

ふと、「大の字になって寝ると気持ちいいよ」と言ったのがきっかけでした。

 

「え?ダイノジって?」

 

息子がきょとんとします。

たしかに、4歳児は「大」という漢字を知らないので、説明のしようがありません。

 

あ、トイレの「大」のボタン!

一瞬言いかけてやめました。

だって、そんなこと言ったら、息子の頭は「大のほう」でいっぱいになる。

明日から「大のほう」シリーズになってしまう!

 

ちょっと考えてから、ピンとひらめいて言いました。

 

「ヒトデの形は分かるね?

 あんなふうに、両手と両足をのびのびするとラクチンなんだよ」

「ひとでさんかー」

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よいしょと両手をひろげ、息子はおもむろに言いました。

 

「ジンベエザメさんがきたー。ヒトデさんになって、せなかにペッターン!」

 

「ぺったーん」と言いつつ、のびのび身体を伸ばします。

理想的な大の字です。

 

「ママ、おちないようにくっついた? しんかいまでもぐるよー!」

 

すっかり息子が道先案内人。

わたしはついていくだけです。

それにしても、大きなジンベエザメの背中にくっつく小さなヒトデ。

なんていい気分な旅でしょう!

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「気持ちいいねえ~」

「きもちいいねえ」

 

ふたりで思わず、笑ってしまいました。

 

もちろん、こんな癒しの旅ばかりではありません。

海の中でなぜかカブトムシに出会ったり、タコに大量の墨をかけられたり・・・ものすごい展開が待っていることもありますが。

 

むすび

 

寝付かせ。

それは本当に先の見えない暗いトンネルのようで、孤独な時間でした。

 

それが今や、キラキラした宝物の時間に変わったことにびっくりです。

 

頑張るひとほど、イライラする。

頑張っているひとほど、イライラした自分を自己嫌悪してしまう。

 

一日の終わりは、頑張らないという選択。

いい意味で、諦めてリラックスしたら、こどもが寝ちゃったなんて嬉しすぎる法則です。

 

もちろん、性格は千差万別。

この方法ではよけいに興奮して、眠れないこどももいますよね。

 

そんなときは、その子の性格に合った「頑張らない眠り方」を、探してみて下さい。

 

それぞれのお家で、今夜も満ち足りた素敵な旅ができますように。

 

最後までお読みいただき、ありがとうござました。

この記事が、何かのお役に立てば幸いです。