娘の歯みがきをスタートさせたのは、9ヶ月ごろ。
上下2本ずつ、合わせて4本同時に生えてきてしまったので、焦りました。
上の息子で、歯みがきの苦労を知っているので、少しでも遅くスタートしたかったんですけどね・・・。
4本も出てきてしまったら、無視できませんよね。
食欲の秋。
今日は赤ちゃんの歯みがきを始めるタイミングやステップについて、息子と娘の経験を思い出しながら書かせていただきたいと思います。
赤ちゃんの「歯」
赤ちゃんの歯が生え始める時期は、だいたい生後6ヶ月~9ヶ月ごろと言われています。
下の真ん中の歯2本が生え、それから上の真ん中の歯2本が生える、という順番が一般的です。
個人差があるので違った順序や遅れなどは、あまり気にしなくて大丈夫ですが、1歳を過ぎてもまだ1本も生えない、といった場合は、念のため小児歯科の先生に相談されたほうがよいようです。
歯が生え始める時期は、お口がムズムズするため、赤ちゃんが不機嫌になることも多いのだとか。
娘はそのころ、よく自分の人差し指をくわえてカミカミしていることがありました。
よだれも普段よりも多い日が続いていたような・・・。
きっと、歯が生え始めたことが原因だったのですね。
歯みがきのタイミング
歯が生え始める前から、指やガーゼでお口の中を触ってあげると、口の中にものが入ることに対して赤ちゃんが慣れると言われています。
いきなり固くて美味しくもない歯ブラシからのスタートだと、赤ちゃんだってびっくりしちゃいますもんね。
わたしは、歯のない柔らかい赤ちゃんの歯茎の感触が大好きなので、よくお口のなかに指をそっと入れてその感じを楽しませてもらっていました。
ちょっとマニアックな楽しみですみません。
娘もわたしの指を甘噛みしていたため、そういえば「歯固め」のおもちゃを買うことはありませんでした。
歯みがきのステップ
歯が生え始めたら、まずはガーゼで優しく拭くところから始めます。
基本的に汚れはよだれとともに落ちると言われているので、最初のころは歯みがきに慣れることが重要です。
専用の歯みがきシートも出ています。
dacco「あかちゃんの歯のお手入れシート」は、薬剤を一切使っていない精製水100%のシートです。
これなら安心して衛生的に利用できるのでおすすめです。
上下に2本ずつ生えたら、いよいよ歯ブラシの登場と言われますが、うちの子はいきなりココだったんですよねえ(笑)。
赤ちゃんは十人十色。
各家庭で心の準備が整ったら、歯ブラシを持たせるくらいの気持ちでいいのではないでしょうか。
歯ブラシの準備
歯ブラシは2本用意します。
1本は、こどもが手に持って自分でお口に入れる歯ブラシ。
もう1本は、保護者の仕上げ磨き用です。
息子のとき、わたしは最初1本で済まそうと思っていました。
衛生面などを考えて、2本管理するのは面倒だなと感じていたからです。
ところが、こどもが持つ歯ブラシって、3日で毛先がボロボロになってしまう!!
なぜならこどもは、歯ブラシを「噛む」から。
いくら「ゴシゴシだよー」と教えても、こどもは「ガシガシ」噛むのです。
生え始めている歯がかゆい上に、歯ブラシの噛み心地は絶妙に気持ちいいのですから当然です。
毛先がバラバラになった歯ブラシで仕上げ磨きしても、効果はありません。
次々に子供用歯ブラシが買い足されていく結果になりました。
そんな経験から、歯ブラシは2本用意することを強くおすすめします。
こども用の歯ブラシ
歯ブラシはとても危険なものです。
細くて長い柄、先がギザギザした形状・・・万一、のどの奥をついてしまったら大怪我につながります。
「赤ちゃん 歯ブラシ 事故」で検索すると、本当に多くの記事がヒットします。
こどもに持たせる歯ブラシは、のどの奥まで入らないようなものをおすすめします。
ピジョン「乳歯ブラシ」は、のどをつかない安全プレートをセットできます。
また、煮沸・レンジ・薬液のいずれでも消毒できるので安心です。
息子の最初の歯ブラシが「乳歯ブラシ」だったので、娘も同じ歯ブラシでスタートします。
\ピジョン「乳歯ブラシ」レビュー記事/
仕上げ用歯ブラシ
こどもの敏感な歯ぐきや口の中を傷つけてしまわないよう、やわらかい毛のものを選びます。
口自体も小さいので、ヘッド部分が小さいほうが動かしやすくおすすめです。
和光堂「にこピカ ベビー歯ブラシ」は、なんと360度全部ブラシになっています。
ヘッドの固い部分が赤ちゃんの歯ぐきに当たって泣かせてしまう、なんてことが少ないです。
赤ちゃん歯みがきのコツ
まずは夜寝る前の1日1回の習慣から。
やがて親子とも慣れてきたら、毎食後の習慣に導いていきます。
「慣れ」は本当に重要で、こどもの慣れというよりも、保護者の「慣れ」の方がわたしは大切なんじゃないかと思っています。
歯ブラシ使いが絶妙で、こどもも嫌がらずに毎食後磨かせてくれる、という魔法使いのような保護者さんも中にはいらっしゃることと思います。
それはもう、心から尊敬せずにいられません。
でもわたしはそうじゃなかった。
息子の歯を磨き始めたころは、自分も肩に力が入りまくりで、こどもがびっくりして逃げ惑う始末。
それでも「磨かなきゃ!」と必死の形相で追いかけて、さらにギャン泣きさせてしまう事態に・・・。
こどもの歯みがきをするときに、保護者が気合を入れてしまうと、怒ったような顔になってしまったり、変に力が加わったりして、こどもが怖がります。
無理にテンションをあげれば逆に、いつもと違うパパママの態度を察し、こどもがおびえます。
本来、予防接種よりも断然痛くない歯みがきのはずなのに、歯みがきのたびに阿鼻叫喚の地獄絵図・・・。
だんだん、親子ともども疲れてきて、やがて悟りました。
「歯ブラシで口の中をくすぐるぞ?」 くらいの緩さで保護者がリラックスして臨めば、案外すんなり口を開けてくれるんだということを。
それ以降は「汚れ」といってもまだまだミルクや母乳と離乳食を食べている赤ちゃんだし、さほど神経質にならなくてもいいのかも・・・と自分を甘やかして対応しました。
まずは、歯みがきが怖くないものだということさえ分かってくれたら、この先の長い歯みがき人生にすんなり入っていけるのではないでしょうか。
むすび
以上、歯が生え始めた赤ちゃんの「歯みがき」について、まとめさせていただきました。
「離乳食」「歯みがき」「卒乳」「トイレトレーニング」は、乳幼児の子育ての中でもハードルが高いイベントです。
だからこそ、親子とも無理せず、楽しむことを忘れずに取り組んでいきたいですよね。
これから始まる娘の「歯みがき」も、ゆるく楽しく行っていこうと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、なにかのお役に立てれば幸いです。
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