この時期に気になるといえば、いっぱい出てくる虫対策。
今日は、虫の中でも危険なハチの巣についての記事です。
アシナガバチの巣
おととし、我が家のベランダにアシナガバチが巣を作りました。
コンテナの蓋のフチ部分だったため全然気づかず、ある日蓋を外した瞬間、蜂がブーン!
思わず悲鳴をあげてしまいました。
アシナガバチの巣作りは、春。
活動のピークは夏(7~9月)です。
スズメバチとは違い、それほど攻撃性は高くありません。
そのため、夏にその辺を飛んでいる分には、さほど怖い蜂ではないと言われています。
いやーでもねえ。
本能としてハチって、怖いですよね。
それにベランダには、洗濯物や布団を干すので、そんなところに蜂の巣があったら、きっと洗濯物と一緒にハチも取り込んでしまう・・・おそろしい。
ママ友さんから、洗濯物の靴下の中にハチがいて、畳んでいたら刺されたって話を聞いたこともあります。
ハチは毎年同じ場所に巣を作るそうです。
去年作られたってことは、今年も!?
と、春からビクビク警戒していました。
巣を作らせない秘策
調べたところによると、アシナガバチの巣作りは、越冬した女王蜂が偵察しに来るところから始まります。
意外・・・女王なのに働き者!
そのため、4月頃からずっとベランダを注意深く見ていました。
けれど、しばらくは蜂の気配はありませんでした。
ところが6月ごろ、街中でブーンと飛んでいるアシナガバチを発見。
もしかして、偵察蜂?
巣をつくる場所を探しているクィーン?
これ、どうやって追い払ったらいいんだろう?
おとなしいとは言っても、こっちが刺激したら攻撃してくるよね・・・。
食事の際、そんな話を夫にしたところ、有力情報を教えてくれました。
「ラジオで聞いたんだけど、蜂が巣を作りそうな場所に、新聞紙を丸めて吊るしておくと、アシナガは巣を作らないらしいよ」
え?
それだけ?
「吊るされた新聞紙を天敵のヒメスズメバチの巣だと勘違いして逃げていくんだってさ」
ひめすずめばち?
検索してみると、ヒメスズメバチは「アシナガバチの巣を襲い、幼虫やさなぎを食べる」と記載されていました。
なるほど・・・ハチの世界も厳しいですね。
確かに、アシナガにとっては天敵。
代用品として
検索したヒメスズメバチの巣の写真は、だいたいバレーボールくらい。
丸い巣でした。
新聞紙を丸めて吊るせば、確かに似ているかも。
でも我が家のコンテナ、屋根がないところに設置しているため、雨風吹きっさらしです。
丸めた新聞なんて、1週間もたずに破れて飛んで行く・・・。
そこでこんなものをダイソーにて購入。
ビニールボールです。
(空気入れも必要だったので買いました)
こんな派手なもので代用できるのか不安ではありますが、これなら雨に濡れても大丈夫ですもんね。
膨らませたボールの大きさを、8ヶ月だった娘と比較した写真がこちら。
本当にいいのか、これで?
ふざけすぎて、ヒメスズメバチにすら怒られそうだけど。
空気を入れたボールを入れているのは、買ったときに入っていたネットです。
S字フックを取り付け、近くの階段に設置。


うーん。
ハチの巣というより、ビーチボールを洗って乾かしている感じ。
・・・楽しげだからOK。
巣作り時期は夏前までの限定。
新聞紙でもギリギリ平気かもしれません。
どちらを選択するかは、自己責任でお願いします・・・。
スズメバチの巣でお悩みの方は、ボールを新聞紙に替えて、試してみることをおすすめします。
その後(2年分の報告)
はじめてビーチボールを試したのは、2019年。
我が家にアシナガバチの巣は作られませんでした。
ただし、2019年は猛暑。
ハチや蚊が例年より少なかったため、このボールの効果だと断定することはできません。
そして、2020年の今年。
もちろん代用ボールを吊るしてみましたよ。
ベランダにカラフルなボールが吊るされていると、そこだけビーチな雰囲気になるので、5歳の息子には好評ですし(笑)。
梅雨明けの8月、ブーンと街中をハチが飛んでいますが、今年も我が家に巣が作られることはありませんでした。
これって、このド派手なボールでの代用OKってことでいいのかしら?
おまけ
今回、蜂をいろいろ調べていたら、巣を作らせないためのスプレーがあることを知りました。
作られてしまった後の殺虫剤しか知らなかったのですが、そもそも作られないようにスプレーしておくタイプのようです。
効果は2週間ほど。
季節中に、何回かスプレーすれば安心ですね。
ただ薬品を使うことに抵抗がある場合、ダミーのハチの巣がおすすめです。
みなさまが、快適で安全な夏を迎えられますように!